大切な人を亡くした人に、どんな声かけをしますか?~
看護師によるグリーフケア
グリーフケアを全ての人に知ってもらいたい
皆様の身近なものにして グリーフケア よりよい人生を生きてほしい

こんな声かけは傷つく~グリーフケア

 

「大往生」

「これで良かったのよ」

「順番通りだから」

「時間が解決しますよ」

「今が最低/どん底/一番下…あとは上がるだけ」

「亡くなった方の分も頑張ってください」

「早く元気になってください」

「時間が過ぎれば自然におさまる」

「あなたの気持ちは分かります」

「1年たったから…/1年たったのに…」

「旅行をするといいですよ」

「運動をするといいですよ」

「マインドフルネス、呼吸、ヨガ、瞑想がいいですよ」

 

押し付けられるようなアドバイスも迷惑ですよね。

Check!
良かれと思っての声かけが、ほとんどが逆効果なのです
私が回復させよう! 私が軽くさせよう!と思っての声かけが逆効果となるのです‼
励まし

もう充分に頑張っているのに、もうこれ以上無理!

「早く元気になってね」

「頑張ってね」

「前向きに」

「これをきっかけに」

「これをばねに」

「ほかにも子供がいる」

「また子供をつくればいい」

強制

早く!早くしなさい‼

「切り替えて」

「あきらめて」

「受け入れて」

「いい加減にしっかりして」

「悲しんでると成仏できない」

助言

強制的な助言が辛い!

「気分転換したら」

「趣味を始めたら」

「引きこもってばかりではだめよ」

「もっと外に出ないとだめよ」

「寝なきゃだめよ」

「食べなきゃだめよ」

「旅行に行って来たら」

声かけ
このような声かけで傷ついてませんか?
大切な方を亡くした方に、どう声かけをしたら良いか戸惑ってしまうとの相談を受けることも多いです。
「こんなことを言われて、とても傷ついた」
「元気づけようと思った言葉で、相手を傷つけてしまった」
グリーフケアのサポートの中でぜひ、知っておいていただきたい声かけ。理解しておくことはとても大切なことだと思うのです。

見かけでの判断での声かけは禁句!

元気そうに職場に出勤して来て、はたから見ると笑顔も見られるし、以前と変わらない様子。

周囲の人は、「もう大丈夫なのか、立ち直っていそう、元気そう」と思いがちです。

多くの場合は、そう簡単に立ち直ることはできずにぐっと我慢されています。

痛みや悲しみにはだんだんと変化していきますが、完全になくなるわけではありません。

痛み、悲しみを抱えながら一生懸命に日常を取り戻していることを理解する必要があります。

大切な方を亡くした後、職場復帰し、

「思ってたより元気そうだね」

「もう1か月もたったから大丈夫」

など、職場の方、職場の産業医に言われ、「とても心が痛かった」

「その場で泣きたくなりました」

「トイレにかけこんで涙が出ました」との声もたくさん聞きます。

もちろん、体験をしていない人にわかるわけはないのです。

大切な方の喪失感は大きなストレス!

大切な方を亡くすこと、大切なペットを亡くすこと、恋人との別れ、喪失感は大きなストレスとなります。

悲しみ、落胆、後悔、怒り、孤独感が大きく湧いてきて、

身体のストレス反応(食欲低下、多食、不眠、胃腸障害、やせ、など)

心のストレス反応(集中力の低下、ミスが多くなる、非現実的、引きこもり、アルコール飲酒が増える、タバコの量が増えるなど)

こうした反応をグリーフ反応と呼びます。

異常なことではありませんし、大切な人を亡くした喪失によるものと捉えていただけます。

病院・クリニックに受診が必要な場合もあります!

グリーフ反応には、ケースにより医療につなぐ必要があります。

アルコールや睡眠薬、タバコ、ギャンブルに依存し量や時間が増えている場合、

自分も死んでしまいたいという思いがある場合、さらにうつの症状が強い場合(不眠、悪夢をよく見る、気分が落ち込む、だるくて動くのが辛い、食欲の低下、体重減少、過食などの症状が続く)も精神科・心療内科・メンタルクリニックに相談してください。

現代は、グリーフ外来・遺族外来などご遺族のサポートで医療従事者としての支援体制も整いつつあります。

 

専門的なグリーフケアカウンセラーは、

対人援助サービスとして、専門性と自律性が求められています。独自の倫理性のみならず、適正・感性に加えて経験に裏打ちされたプロフェッショナルなスキルを身に着けていることが要求されます。

 

 

Check!
大事なのは自分の気持ちを安心して話せる場があるということ
辛い気持ちを安心して話せる場、自分の気持ちに心から共感してくれる人がいることが最大のグリーフケアとなります。大切な人を失った人と話したり、接することができることがとても大事なのです。
同じ体験をした人たちと出会い「やっとわかってもらった」ほっとした信頼。
自分の気持ちを安心して話せる、不要なアドバイスをされずに、否定もされず話せる場を提供することがグリーフケアの最も重要なことと思います。

日本ではまだグリーフケアという言葉になじみがないかもしれません。
悲しみが辛くなり、調べていくうちにグリーフケアにたどり着いていきます。
人生で必ず体験する喪失の痛みについて少しでも理解していただき、
グリーフケアを全ての人に知ってもらいたい、皆様の身近なものにしてよりよい人生を生きてほしいと願っています。
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グリーフケア~悲しみ、寂しさを話せる会~

東京都練馬~順正寺~

大切な方を亡くされた悲しみ、、寂しさを一人で抱え込んでいませんか?

悲しい気持ち、寂しさ、孤独感が、言葉にできない、いたたまれなければ気持ちを誰かと一緒に言葉にしていければ…

順正寺・グリーフケアでは、そんな思い、悲しみを語り合うことで、少しづつ少しづつ、一緒に大切な想いへと育む、そんな会です。

その悲しみこそが大切な方との大切な誰にも譲れない、かけがえのない共通の居場所なのだと思えたときに、悲しみは『私の宝物』となっていきます。

まずは隣の人と…

 

☆順正寺のグリーフケア

 

『悲しみを語り合う会』では、順正寺の副住職が進行役として、参加される方が少しでもいやすい場所を作っております。

グリーフケアアドバイザー、悲嘆経験参加者として、32年の看護師キャリアのあさがお自費看護・代表(木村)が、話しやすい、細やかな気づきのある、安心して参加できるようになごめる雰囲気を準備しています。

 

グリーフケア個人セッション

~看護師のグリーフケア

 

看護師として25年の総合病院勤務ので管理職、東日本大震災での身近な方の喪失、愛する家族、病院・施設での患者様の多くの死別を体験しています。

現在は看護師として、医療従事者の役目として尊厳ある死への配慮、心理的、スピリチュアル的な配慮を大切にし、生と死の繋がり、苦痛のない最後、お看取りケアなどこれから起こりうる予期悲嘆などにも対応しております。

グリーフケアアドバイザーが個人セッションを行っております。

悲しみに寄り添い、傾聴、共感して信頼ある対応、話しやすい雰囲気を心がけています。

少しでもこころが軽くなれれば…

泣いていいんだよ…

ご相談もお悩みもどんなことにも、心を込めて対応致します。

Message

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あさがお 代表 木村淳子

看護師キャリア看護師32年!

大好きな祖父母の死、これ以上の悲しみはもうないであろうと思っていましたが、東日本大震災での知り合いの喪失、お友達のご家族の喪失、病院、施設での関わった患者様の死、そして弟、父親の死…

相当なショックの暗闇の中でその気持ち、悲しみ苦しみをどうしたら良いのか悩み、辛さの中でグリーフケアに出会いました。

 

大好きで大切な人との別れ

 

同じ辛い思いをしている方に、少しでもお話を聴かせていただき、少しでも気が軽くなれるようお伝えしたくグリーフの経験者として、看護師の立場としてお役に立てればと想っております。

 

総合病院にて管理職として、救急外来、外科を中心に小児からご高齢者まで緩和ケア訪問看護、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、療養病棟など幅広く活躍

経験豊富な看護師による柔軟なオーダーメイドの看護

 

お客様だけの特別な専任看護師となります

 

私たちが受け入れの準備から最期の時まで心を込めて寄り添います

 

看護師資格

グリーフケアアドバイザー1級

JSCI認定タクティールケアセラピスト

 

愛ある、豊かな時間を親切・丁寧に提供いたします

Access

周辺エリアから医療を通して穏やかな生活を送れるようサポートいたします

概要

会社名 グランナースあさがお / Jgran株式会社
住所 東京都千代田区九段北1-10
電話番号 080-1835-9363
営業時間 9:00~19:00
代表 木村淳子

アクセス

住まい慣れた地域や街でのご生活を継続していただけるよう、ご自宅でのサポートを承っております。主治医と専門スタッフで連携をしつつ、ご利用者様一人ひとりにあった療養生活をご提案し、安心してお過ごしいただけるよう努めます。
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