タクティールケアとは、手で触れることにより、皮膚と皮膚を通じて行われるコミュニケーションに重点を置いた緩和ケアの手法です。
タクティールケアの目的は、柔らかく触れることによってお相手を認識し、自分の身体への認識と理解を促します。自分とお相手の認識が生まれてはじめてお相手への信頼感が芽生え、心の安らぎが作られます。接触受容体が刺激されることにより安心と信頼のホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を促します。血管内に放出されたオキシトシンが身体全体に効果を生み出し、沈静化のさようを生み、不安感、恐怖感を緩和することが可能です。
タクティールケアは、痛みを緩和するとともに、自分の身体への理解とお相手への信頼関係を構築し、そこから安心感を生み出すことができる緩和ケアの手技です。未熟児から老年、終末期、お看取りまで一生涯において人と人との接触「触れる」ことにより疼痛緩和、精神安定、血流促進、自律神経の調整など、幅広い効果が表れます。良い接触は有効なコミュニケーションであり、心の接触に繋がります。
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