DICTIONARY
用語集
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ACP(Advance Care Planning)とは

ACP(Advance Care Planning)とは、事前医療計画とも呼ばれるものです。個人が将来の医療ケアや治療について、自身の意思を明確にして、それを医療チームや家族と共有するプロセスのことを言います。

ACPの具体的な内容は以下の通りです

 

①健康状態や希望に関する情報の共有

自身の健康状態や希望について医療チームやご家族と情報を共有します。この情報共有によって、将来の医療ケアについてのいしけっていや計画をより具体的に行うことができます。

②医療ケアの目標の設定

ACPでは、将来の医療ケアの目標を明確に設定します。延命治療を希望するのか、それとも対症療法や緩和ケアを重視するのかなど、自身の価値観や希望に基づいた目標を設定します。

③代理人や医療指示書の設定

重大な病気や意識不明の場合に、自分の代わりに医療判断をしてくれる代理人(ヘルスケアプロキシ)を指定することができます。また、医療指示書(ライフサポート指示書やDNR指示書など)を作成し、自身の希望に基づいた治療の範囲や拒否すべき治療について記載することもできます。

④定期的な会話と更新

ACPは、一度だけ行うのではなく、健康状態や状況が変化するたびに、定期的に会話を行い内容を更新する必要があります。これによって、個人の希望や意思を最新の状況に合わせて反映し続けることができます。

 

ACPは個人の意思を尊重し、将来の医療ケアに関する意思決定をサポートするものです。これにより、自分の希望や価値観に基づいた医療が適切に提供されることが期待されます。ACPの実施は、状況や法律によって異なる場合があるため、自身の地域や規制にそって進めることが重要です。

 

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