家で家族を看取るということ

最期は家で」の希望を叶える

家族は何ができるか…

家で死ぬとはどういうことでしょうか?

 

50年ほど前の日本は、我が家で亡くなるのが普通のことでした。医師が往診に来て、家族に囲まれ臨終のときを迎えていました。団塊の世代の方たちは、祖父母が家で亡くなるのは当たり前だったのではないでしょうか。家でお産をし家で生まれ、人生の最期は家で亡くなる。

 

生と死を身近で体験し、肉親の死を見て知って、生を考えるタイミングともなったことでしょう。高度成長期と共に、より便利なサービスを求めて、病院に任せることとなりました。

 

高度成長期から病院で亡くなる人が増えています。今では病院で亡くなられる方が約70%、施設約15%。一方、人生の最期を迎えたい場所「自分の家」60%、避けたい場所「子の家」42%、施設40%。

 

最期の場所「自分の家」は「自分らしくいられる」「住み慣れている」などの理由があります。病院で亡くなる人の割合70%、施設15%です。これに対して、自宅最期を迎えたい人は60%の統計です。

 

家で死にたいのに、家で死ねない

なぜでしょう?

 

なで病院で亡くなるのが当たり前のようになり、家で死ぬのは難しいのでしょうか?

 

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家で死ぬということは

家で死ぬとは、自分らしく生き抜くこと

最期まで自分らしく

自分の生き方を最期まで

自分で決めて生き抜く

 

 

病院に任せない、何時に起きるか、何時に寝るか、何を食べて、何を着て、何をして過ごすか、だれと会うか、どこに行くか、どんな治療を受けるか、治療をやめるか、どう生きるのか、全て自分で決めていくことです。

家で死ぬということは「最期まで生き方を自分で決めて生き抜く」というこよではないでしょうか。

ご本人のその思い、覚悟を、家族は見守りサポートしていけることが大切だと思います。

 

 

ご本人とご家族の覚悟

 

そうとはいえ、家でのお見取りは決して簡単なことではありません。時間、費用、遠隔、仕事、など様々な事情もあり、困難なことも発生してきます。

 

家族が家で看取る覚悟をしても、心が揺らぎ、衰弱して来る家族を目の前に、病院に入院させたくなったりもします。受け入れることが難しくなり右往左往するのも家族です。

 

「本人の覚悟」「家族の覚悟」覚悟があれば、家でのお見取りも可能となります。

本人の「家で死にたい」という思い「最期まで自分らしく生き抜こう」とする思いに寄り添い、見守っていきましょう。

 

「最後まで自分らしく生き抜こう」とする思いに、家族は何をしたらよいのでしょうか?

 

 

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家でお看取りができなかった理由

「家で穏やかに最期を迎える」ためには、ご本人、ご家族が強い思いを持ち、医療・介護関係者が十分な知識と経験を提供できることで成り立ちます。

 

実際には死を目の前にすると、ご家族はうろたえ不安に陥ります。「病院に行った方が良いのではないか。家で本当にいいのか。」と、不安が垣間見れ家族の意見が一致しなかったり、まとまるまでに時間がかかり判断が遅くなりすぎるケースもあります。

 

在宅医、看護師のサービスが少なく、家での看護が困難である場合、在宅死を認めない医師に反対されたり、いよいよになり在宅医・看護師を探していてなかなか見つからない場合、家でのお看取りが実現でないケースもたくさんみられます。

  • 1⃣ 家族の思いがすれ違う

     

    「家で最期を」と決断したものの、家族が「まだ治るのかもしれない」と治療を続け、家に帰る時期を逸するケースも多々あります。家族が世間体を気にしたり、仕事があり忙しかったり、弱っていく姿を見ていくのが辛かったりと、入院を進められ安心する家族もいます。

     

     

  • 2⃣ 医療者側の思いが優先される

     


    入院先の医師や看護師が「家で看取るのは無理」と思い込んでいて退院に反対されるケースもよくみられます。「今は移動が危険だから、もう少し安定してから」と退院を引き延ばしているうちに病院で亡くなることもよくみられます。

    それまでの治療を途中で中断することで、患者様が死につながったりすると敗北感を感じるようです。

  • 3⃣ ご家族・医療関係者の思考の違い・ずれ

     

    家族全員一致で「家で看取る」ことに意見がまとまることに時間が必要で、調整が難しく実現できなかったケースも多いです。

     

    また、本人や家族が「家で在宅死」の意思をうまく伝えられなかったり、医師も死が間近なことも具体的に伝えられなっかりと、残念ながら大切な機会を失うことさえあります。

  • 4⃣ 安心できる医療体制が整えない

     

    在宅医療で一番最初に苦労するのが、相性の良い在宅医を見つけることです。在宅医の数はまだまだ少なく、ましてや同じ思いの主治医に会えるのはまた少ない確立となります。

    みつかっても医師と看護師が所属機関の違いで連携がうまくいかないケースも少なくありません。

  • 5⃣ 医療者側の調整未熟

     

    本人やご家族の想いを医師や関係者に正しく伝えて、退院、在宅への調整役として、行動と意識が大切です。

     

    家族の想いや不安などを聞くこと、これからのアドバイスなども大切なつなぎ役となりますが、看護師をはじめ専門でありながらスタッフに知識、行動が足りなく未熟なため、上手く調整できず失敗に終わることもあります。

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家で
家で逝きたいわけ
なぜ病院では死にたくないのか
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家で

なぜ家で逝きたいのか?

病院の天井を見て死にたくない

病院で一人では寂しい

家で作った料理を食べたい

好きなお酒を飲みたい

大好きな家族がいる家がいい

自分の好きな時間を過ごしたい

好きな音楽を聴いて過ごしたい

一生懸命に建てた家で過ごしたい

生まれ育った家で気ままに過ごしたい

 

家で
2

家で逝くことの良い点

食べたいものが食べれる

家で気ままに過ごせる

家族、友人に好きな時に会える

好きな時間に好きなことができる

自由に外出できる

病院でないので気を使うこともなくなる

家で家族と一緒に過ごせる

家で
3

家で逝くことの不安な点

医師や看護師がすぐに対応できない不安

家族吸引、経管栄養など医療行為を行うこともある

家族に疲労がたまる

本人が一人でいる場合もでてくる

突然になにが起こるのか心配

誰もいないとき亡くなるかも

死期が近づいてどうしてよいのかわからない

オロオロして救急車を呼ぶかも

 

家族は何ができるか

家で介護にはきまりはありません

できないことから「できる」ことを考える

×遠くに住んでるから無理

 

在宅医療、訪問看護(医療保険)介護保険、居宅介護支援サービス(介護保険)などの活用

 

➡介護休業制度を利用する

 

➡近くの知人、親せきに助力をお願いする

 

➡自治体のサービスを利用する

 

➡自分、家族がどのくらい通えるか、何ができるか、何をしたら良いのか検討する

 

 

×仕事があって無理

 

➡介護休業制度を利用する

 

➡医療保険・介護保険を活用する

 

家族が家にいられる時間帯を、スケジュール化し、協力体制を作る(家族内、親類、看護師、介護士)

 

➡近くの親戚や知人に助力を求める

 

 

×家で環境が整ってないから無理

 

➡介護保険(住宅改修、福祉用具貸与サービス)を利用する

 

➡自治体のサービスを利用する

 

×お金がないから無理

 

➡医療保険・介護保険を利用する

 

➡医療費控除を利用する

 

➡高額療養費、高額介護サービス費制度を利用する

 

➡自治体の福祉サービスを利用する

 

➡本人の経済状態から出せる予算内で優先順位の高い必要なサービスを取り入れる

 

できないことから考える

家での介護、療養は「こうしなくては」という決まりはありません。自分の今の生活に家族の介護が加わり、それまでの生活ができるか、できないことは何か、不安なことは何か見極めると自ずと補う方法が見つかります。

 

家での療養介護を考えると「仕事と両立できるのか」「離れて暮らしてるから無理なのか」「医師の往診、訪問看護でお金がかかりそう」「家族がいない家に訪問するなんて」などなど、さまざまな不安が膨らみますね。

公的保険や自治体の制度、プライベート看護サービス、親戚や友人などの助けで家での介護療養は見つかります。

 

独りで悩まずにまずはご相談を。

 

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家で看取りをする覚悟を決めたら

とにかく「家に帰りたい」を大切に」

「家に帰りたい」という気持ちを大切にし、時に「退院する」「退院させる」を強く訴えル勇気が必要な時もあります

 

家でいとる覚悟ができたら、今現在の担当医の了承が必要になります。これが第一の大きな段階です。

すぐに了承してくれるかは、医師の考え方次第です。在宅医療に理解を示す医師も増えてはいますが、まだ「病院こそが最高の治療の場」という医師も少なくないのです。そんな担当医の場合は、退院を反対されるかもしれません。患者側はあきらめモードになりがちですが、強い思いを訴えて「家での療養」を医師、看護師に何度も話して伝えましょう。

 

また、もう少し様子を見て退院を反対せれている時間に、症状が悪化して病院で亡くなってしまうケースが数多くあるのです。

一時帰宅、外泊など希望して時期を提案する方法もあります。多少強引かもしれませんが思い切って退院するという勇気が必要になります。

退院の許可がでても、家族では難しい医療行為が必要な場合もあります。看護師がついてくれることを条件に退院許可が出ることが多いです。

旦那様が、病院で医師にあと2,3日の命と余命宣告され、急いで家に帰る準備をした奥様がいました。

あさがお自費看護に連絡がきたときは宣告余命された最後の1日でした。奥様は車の中で亡くなってもいいから家に帰したいという気持ちがとても強かったです。即日対応をお受けしましたら涙していました。その日は13時に自宅に帰ってこられご本にもなんという柔らかなお顔に変わりました。それから奥様に話したいことを夕方まで話し、二人の時間を手を握りながら過ごしていました。

眠るように奥様の隣で、早朝旅立たれました。

旦那様は「家に帰りたい」とだいぶ前より訴えていたそうです。「もっと早くに家に帰したかった」奥様は大泣きで悔いていました。

 

このケースはとても多いのです。

ご本人、ご家族の覚悟が決まったら、医師看護師に強い思いをきちんと訴えましょう。もう少し早く退院調整に入っていたらあわてずにゆっくり穏やかな時間を過ごされていたのかと思います。

 

訪問看護ステーションに加えて、あさがお自費看護では24時間365日の在宅看護をお客様の希望の時間に親切・丁寧、上質なに看護サービスを提供いたします。

お気軽にご相談ください。

相談は無料

 

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家族で介護の中心となる人を決める

家族で介護の中心(キーパーソン)を決めると物事がスムーズに進みます。

キーパーソンはこんな方が向いています

家族など本人に近い存在

☆人とのコミュニケーションが上手

☆冷静に話を聞ける

☆大事な話に緊張しない

☆質問が的確にできる

☆言いたいことを伝えられる

 

キーパーソンの心構え

☆本人や家族とよく話し合う

悩んだとき、一人で悩まず決めてしまわず、家族など信頼できる人と共有しましょう。

在宅看護を反対する医師の場合などは、家族全員の意見をまとめて一致しておきましょう。

 

仕事はやめない

☆勤務先の休みが取れなくても,仕事を辞めてしまうのは慎重に考えましょう。介護休業制度もあり、上手に利用しましょう。

仕事を辞めるのは、自分の人生を犠牲にしての介護は、後々の後悔になりかねません。

医師の往診、病院受診は、平日のことが多いですが、看護師が付き添い、医師の説明を聞きご家族に説明いたします。

 

「助けて」と声を出し、頼っていい

☆自分一人でできないときは家族に、家族もできないときは医療、介護関係者、役所の窓口、周囲の人に「助け」の声を出しましょう。

 

ご相談はあさがお自費看護 

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「家でのお見取り」を決意したら

すべきこと

☆本人の意思を家族、兄弟、親せきにそれぞれにあわせて、伝えましょう。

    ⇩

・現在の状態、状況、告知された余命

・本人が「家で死にたい」と言っていること

・医師の許可を得ていること

家族も全面的に協力すること覚悟ができていること

在宅介護にいたった経緯

 

在宅で医療をする意思を探す

   ⇩

・見取りができる在宅医を選ぶ

・入院中の人は病院に相談する

「退院支援室」「地域連携室」「ソーシャルワーカー」「担当の看護師」に相談

・かかりつけ医に相談する、在宅医療に詳しい医師を紹介していただく

・地域包括支援センター・介護保険相談窓口・居宅介護事業所などに相談する

・インターネットで調べる

在宅医療に強い在宅医、訪問看護ステーション、自費看護・介護などインターネットで紹介されています

 

☆介護保険を申請する

   ⇩

・介護保険は早めに申請を

介護保険を申請するには、区市町村窓口、地域包括支援センターに申し込みます。どの程度の介護が必要か要介護度の認定を受けます。

認定が確定するまで約1か月かかりますので、早めに申請しておくとよいでしょう

 

ケアマネージャーに相談する

   ⇩

ケアマネージャー(介護支援専門員)とは、利用者の最適な介護サービスの計画(ケアプラン)をたて、在宅医療の最良の実現のために医師、看護師などの調整を行ってくれます

医療に強い、看取りにたくさん関わっているけあまねーじゃーが理想的です

紹介やインターネットで選ぶ方法があります

最終的には直接会って「この人なら信頼できる」と思える方を選んでください

最適なプランを立てていただきましょう

最期の時もご本人の人生

死と生は切り離すことができないひと続き同じものです。

命というのは私たちが使える時間にあります。ただただ今、生きている…

自分の命を輝かせていく

それこそが死と一つとなった生を生きるということではないでしょうか。

大切な人の死を看取ろうと決めたからには、その大切な方の空間・時間を大切にしつつ、

一人で抱え込まずに穏やかな心をもって看取ることです。

人生は最期ももちろんご本人のものです。

周囲に言われた、医師に言われたのではなく、ご本人の覚悟の希望を叶える思いがあれば優しいお看取りになることでしょう。

 

あさがお自費看護・介護

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電話番号 080-1835-9363
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